むくみの原因の中には筋力の低下というものがあります。また、この筋力の低下は血液の循環を滞らせることにも繋がります。
そういった状態を改善するために、ウォーキングという方法があります。適度に身体を動かすことによって筋力をつけ、また、新陳代謝の向上や血液の循環を整える事にも効果があるのです。
とはいえ、それまで歩きなれていなかった人、それも高齢者となるとウォーキングを始めてもすぐに疲労が勝ってしまって続かないということもよくあります。
ウォーキングを続けるコツは、無理をしないことです。最初は5分程度、軽く外を散歩するくらいの気分で構いません。それでは運動にならないのではと心配になるかもしれませんが、まずは習慣をつけることのほうが重要です。
毎日意識的に歩くことを続けていれば、時間が短くてもだんだんと身体は歩くことに慣れていきます。そうして少しずつ時間をのばしていけばいいのです。
最終的に、週に3~4回、1日30分程度のウォーキングの習慣を作ることが出来れば、ほぼ改善させることができます。
また、ウォーキングは他にも、生活習慣病や骨粗鬆症など、様々な病気の予防と健康維持にも効果的なので、長く健康を維持するためにも続けていくといいでしょう。
ウォーキングを行う時の注意点は、まず靴をしっかりと自分に合ったものにすることです。これを疎かにすると、せっかく運動をしているのに体調は良くならないということにもなりかねません。
靴だけでなく、歩く際の姿勢にも注意しましょう。悪い姿勢でウォーキングを行っても、あまり良い効果は見込めません。コツとしては、できるだけしっかりと背中を伸ばすこと。そして、少し早歩きを意識することです。
また、歩いた後には軽くマッサージすると疲れが残りにくく、さらなる血行の改善が期待できます。足の裏や甲、アキレス腱、ふくらはぎなどを重点的にマッサージしてほぐしたのち、タオルや毛布を利用して冷やさないように注意しましょう。
慣れないうちは疲労を感じて筋肉痛などになるかもしれませんが、続けるうちにしっかりと筋力がついてきますので、その後のケアさえきちんと行っておけばさほど気にする必要はありません。